2014年第5週「弱い女がまかり通る」

 弱い女、という人種がいる。

 別に性別が女だからといって弱いわけじゃない。そんな事は誰も言ってない。弱い女とは、弱さを武器にする女のことだ。

「土井さ~ん!たすけて~!」

 仕事場に1人の事務員がやってきた。20代後半に見える女性だ。眉をハの字にさせ、甲高い声で助けを乞うている。

「この仕事頼まれたんやけど、わからへん~!」

「……これは1階の6番冷蔵庫で在庫を確認すればええで」

 さすが土井さん。現場リーダー。冷静な対応だ。俺は来た時点で「なんだこのアマ」ぐらいの熱視線を送っているというのに。

「だからそれがわからへんねん~!」

 わからないらしい。仕事に必要な工程は今さっきほぼ全て教えてしまったのだが。

「土井さ~ん!お願い~!」

 どうやら自分でやりたくないらしい。

「……冷蔵庫の場所は知ってる?」

「知ってる~!でもわからへん~!」

 知ってるけどわからないらしい。

「僕ちょっと確認してきますよ」

「お願い」

 なんだかちょっと我慢できなくなったので自分で処理することにした。頼まれた仕事があるけど自分の仕事じゃないから絶対にやりたくない系女子は放っておくに限る。こういう人は男にもいるが、女は弱さをおおっぴらに武器にできる分たちが悪い。

 ちなみに土井さんは女性だ。仕事で理不尽なことがあっても動揺せず指示をだせる人だ。その落ち着きっぷりたるや、抱かれても良いレベルのイケメンだ。

 弱さを武器にするのもいいけど、それがフェアじゃないってこと、周りにバレてると思うんだがな。

人間版「悪魔の証明」

・人間版「悪魔の証明」

”ないとは言えないだろ?”

1%でも負の気持ちや落ち度があると、それを100%責められるの法則。


・人間版「相対性理論」

”お前も辛いだろうけど、みんな辛いんだよ”

問題解決を棚に上げ、諭すように従わせるの法則。


・人間版「重力加速度の法則」

”上からの命令なんだよ”

なんの具体化もされずに、上からの命令が降ってきて「あとは自分で考えろ」と丸投げされるの法則。


・人間版「なぜなぜ5回」

”なぜアイツは失敗したんだ?”→””なぜ仕事ができないんだ?”→”なぜ謝ることしかせずに結果を出さないんだ”→→→”アイツはそういう人間だから。アイツが悪い”

問題解決ではなく個人攻撃が結論になり、差別的感情をうまく伝染させストレス発散するの法則。

2014年第4週「夕日」

夕日が沈むとき、俺は無防備になる。

 夕日を眺めているとき、人の身体に染み入るものは何なのか。

 ポエムを書こうと思ったんだけど、

 何も出てこなかった。